高等遊民前夜

毎日やっつけエブリデイ

休日出勤

 1月16日(土)。休日出勤。振替休日を取ったから厳密には休日出勤ではないけれど。

 朝4時半過ぎに無事起床。こんな時間に起きているだけでげんなりする。ソファでは夜勤明けの同居人が疲れ果てて眠っていた。叩き起こしてベッドに移動させて、支度をする。名古屋市営バスの休日ダイヤは早朝のバスがほとんどない。だから最寄りの地下鉄駅まで歩いていかないといけない。職場の集合時刻は7時だ。6時ちょっと前に出発。周囲は真っ暗で朝なのか夜なのかわからない。電話ボックスが煌々と光り輝いていて、お疲れ様と思う。公衆電話も年中無休で大変だ。

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 今日は去年まで大学入試センター試験という名前だった某試験の業務の日。朝から夜まで長丁場。どんな仕事をするのかと戦々恐々としていたけど、今回はほとんど屋内業務のようで一安心。それでも寒いけれど。昨年度は極寒のなか、センター試験の会場となっている高校の校門前で一日中監視員をするという奇天烈業務だったからそれよりマシだ。あまり詳しい業務は言えないが、窓の開け閉めしたり諸々の集計したりして19時過ぎまで勤労した。ただ待機する時間も多く、眠気との戦いで非常に疲れた。

 私は浪人したことがあるから、センター試験は二回受験した。こんなことを言うと一部の層から怒られそうだけど、中学校まではなんとなく勉強ができてしまっただけで、自ら進んで勉強をするという習慣がなく、高校に行ってからの成績はボロボロだった。進んで勉強する人々が集まる進学校だから当然だ。そもそも進学した高校も、担任の先生に提示された高校のうち一番近いところに行ったまでで、勉強していい大学に行きたいという志がなかった。自分の将来をまったく考えてない無計画な人間だったわけです。特に数学がボロボロで、センターでは数学ⅡBが2割もいかない成績でした。数学は本当にわからなかった。小中が闇の時代だった私にとって、高校時代は遊び呆けてとても楽しかったし後悔はないのだけれど、とにかくダメダメだったわけです。
 さすがに浪人中はちゃんと勉強したけど、その後の人生は辛いながらもなんとかなったし、私の場合、浪人して1年ずれたことによって運良く、大学でその年に発足した素晴らしい文学ゼミに入り、血迷って大学院に進学し、好きなことを好きなだけ追求できる幸福な日々を送ることもできた。すべて結果論だけれども、一年の遅れは私のこれまでに深刻な悪い影響を与えなかったわけだ。
 入試業務で受験生を見ていると本当に百人百様。あからさまに記念受験の人、お祭り騒ぎしている人、緊張して手が震えている人、緊張のあまり多弁になる人、最後まで参考書を読んで諦めない人、スマホで動画を観てリラックスする人、合間に睡眠をとる人、絶望的な顔をしている人…。この試験によって進路が大きく変わる人、そうではない人もいると思うのだけれど、この試験によって全てが変わるわけではないから、どうかあまり絶望しないで、と祈る。

 そういえば、大学院生としていた頃、高校時代の同級生にばったり会ったことがあった。その人は、志望大学に落ちて滑り止めの私大に進学していた。私が浪人していたことを知り、「当時は浪人が恥ずかしくて、妥協して滑り止めに逃げた。なんで浪人でも仮面浪人でもして、やりたいことをしなかったんだろうと後悔している」と言った。入試で失敗したことよりも、その後の選択の方が難しいのかもしれない。進路の選択は、テストのようにすぐに正解を出してはくれないし、そもそも正解がないことも多い。

 私は浪人して、大学へ行って、大学院へ行って、研究者になることを挫折して、仕事を辞めたい今があって、自分にとっての正解を選び続けているだろうかと、ふと考える。

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  20時頃帰宅。同居人がピザを頼んでいてくれた。神様みたいだ。ご飯作る気力もなかったから助かる。ドミノピザの炭火焼ビーフ。これは本当に炭火焼の味がしてひじょうに美味しい。すぐ近所にドミノピザがあるからテイクアウトでお安く買えてしまう恐ろしい物だ。

 明日は休み。でも受験生は明日も戦いがあるんだよね。がんばれ。
1時過ぎに疲れ果てて寝た。明日はゆっくりしたいと思う。