高等遊民前夜

毎日やっつけエブリデイ

ある生きづらさ

 1月20日(水)。大寒。名に恥じぬ寒さ。そして週の折り返し。

 朝から凍てつくように寒い。バス停で立っていると吐く息が白くなりすぎてマスクがすぐ湿る。難儀だ。冬は好きだけれど、寒暖差がここまであると服装選びが難しいし、そもそも何着ても寒い。今年はちゃんと冬が冬だ。昨年は暖冬だったから。

 今日の業務もひっきりなし。今週はひっきりなし・パワーウィークなんだろうか。トラブル対応が立て続けに起こり、上司はイライラ、私はハラハラ。ここに詳細を書いて愚痴りたいところだけど、言えないことばかりなのが辛い。適度な秘密は甘美だけど、重大な秘密はそれだけで荷が重い。秘密保持契約とか絶対結びたくないよな。

 20時半くらいに退勤。電車に乗りながら携帯を見ていて、『推し、燃ゆ』が芥川賞を受賞したことを知る。とてもとても嬉しい。大学院時代から、過去の文学賞と受賞作や候補作をとりあえず読む哀しい癖があり、今回も読んだのだけど、宇佐見さんのは際立って面白かった。読んで「えっ絶対受賞じゃん…」と思ったくらい凄まじかった。デビュー作の『かか』も積読してあるから早く読みたい。
 オタク心理の小説みたいに言われているけれど、私はこの小説は,生きづらさの文学だと思った。勉強もバイトも人並みにうまくできない,親ともいい関係ではない、部屋をきれいに維持できない。ただアイドルを推すことを通じて何とか生きている。諦念に似たものを持っている。興味のあることにはどこまでも綿密に行動することができるけれど、世間一般の普通ができない。そういう主人公の話。好きなことに熱中できるけれど,普通のことが普通にできない人間の苦しさにはひどく共感した。共感したから小説が素晴らしいということではなく、共感できるできないを抜きにして,本当にすばらしい小説だった。社会の仕組みの中で「ふつう」に生きられない人の苦しみのひとつが,推しを追いかける女子高生の日々を通して書かれていたように思う。

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 21時頃に帰宅。同居人が夜勤により今日はひとり。例によって自分ひとりだとご飯なんてどうでもよくなるから、アイス食べてプロテイン飲んで終了。本当はよくない。「たべる牧場チョコ」を食べる。バニラアイスがあまり好きでないので、チョコが一緒になってくれると美味しく食べられてありがたい。パクパク食べ過ぎて逆に寒気がしたけどおいしかった。

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 その後急いでお風呂に入り、洗濯機回して干しているものを取り込んで、また干して。あっという間に12時を過ぎていた。今日は仕事がヘビーだったから眠気でフラフラしてきた。モルカーだけ観て寝ようと思ったけれど耐えかねて就寝。同居人に「冷凍庫にアイスがあります」と置手紙を残して眠った。