高等遊民前夜

毎日やっつけエブリデイ

2021バレンタインチョコレート録

 チョコレートという食べ物が好きで、今年は血迷って高いチョコをいっぱい買ってみることにしました。向かった戦場は名古屋高島屋のアムール・デュ・ショコラ。平日に休みを取り、開店組として10時のチケットを取り挑みました。高いチョコはおいしい。これは真理です。来年も買うかは知らないが、仮に来年があるとして、一年後どれが美味しかったか忘れてしまいそうだから残しておこうと思います。
 どうでもいいですが、「おすすめチョコをまとめてみました」みたいな記事って、有名チョコ並べて褒めているだけで食べてないでしょ?的なやつ多い。それはそれで需要はあるのでしょうが、私はいつでも忌憚のない意見を聴きたい。ぶっちゃけ美味しいのか、それが聞きたい。だから忌憚のない意見を残します。

 とはいえ私はグルメではないし何も詳しくないので、素人の語彙力でお送りします。ビターで硬派なチョコが好きなカカオアレルギーの私と、美味しさの閾値が低くてなんでも美味しく食べられる同居人の感想です。

・YVAN VALENTIN(イヴァン・ヴァレンティン)

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 まず思ったより小さくて驚いた。開店後40分並んでやっと売り場が見えてきたときのあの絶望感。ネットで写真を見ていただけだったので、まさかこの値段でこんなに小さいなんて…と衝撃。想像していたより30%は小さい。箱が小さい。それでも並んだから引き返すわけにもいかず購入。6粒入りで3,000円超。めちゃ高い。どれだけ自信があればこんな小さなチョコレートにこの値段をつけるんですか。食べ物って消えものですよ?手元に残らないんですよ?いろいろ思いましたが、結論的にはめちゃくちゃ美味しかった。金の力で問答無用にめちゃくちゃに殴られたような感じ。高いお味~!と心の底から思いました。
 味はホワイト、プラリーヌ、ブラックの3つ。高いチョコレートにありがちな、よくわからない味のお酒が入っていたり、果物やスパイスが入っているということがなく、シンプルに美味しいチョコレートでした。お洒落すぎてよくわからないチョコが苦手な人には絶対刺さる。余計なことは一切していない。私はホワイトチョコが苦手だから、このホワイトはオレンジリキュールが入っていて、かと言ってめちゃくちゃオレンジということもなく、軽やかや味で感動した。未知との遭遇をすると人は固まるんだな。しばらく無言で思考停止してしまった。

 同居人は終始「うっま!うっま!」と言っていた。

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 名古屋高島屋限定のシャンパントリュフもせっかくだから購入。お酒の香りがするくらいであまりシャンパンって感じではないと思いましたが、下戸の同居人は一粒で酔っていたから結構お酒要素あるみたいです。下戸のかたは潔くやめたほうがいいですね。美味しかったですが、私は通常のトリュフでいいかな〜というのが本音。

・鈴懸 

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 鈴乃トリュフという限定品。味がめちゃくちゃ濃厚で、口に入れた瞬間やわらかく溶けていく感じ。大粒のトリュフは、餅?と錯覚するくらい柔らかい。抹茶はもちろん美味しいけれど、ほうじ茶味と玄米茶味がお菓子としては食べ慣れていないから衝撃を受けた。お茶という概念を煮詰めて濃縮した塊をそのまま食べているみたいだ。そう、トリュフというよりこれは茶の概念。4つ入りの概念を買って食べている。そもそもなぜトリュフをこんなきれいな球に成形できるのかとても謎。トリュフを手作りしてもこんなにきれいに丸にならなかったぞ。それぐらいつるつる。それに箱がとにかくかわいいので安易に買ってしまいますよね。抹茶枠なのでほかのチョコと比較するのが難しいのですが、また来年見かけたら買いたいですね。バレンタイン限定商品らしく、普段の鈴懸に行っても買えないとのこと。

 同居人は「なんか濃厚〜」と呟きながら食べていました。

・VANILLABEANS(バニラビーンズ)

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 味はNo.25のビターショコラというやつにした。嫌いな人がいない正統派なチョコレートの味がする。無難だけどめちゃくちゃ美味しい。お酒の匂いがするとか、ベリーソースが入っているとかそういう感じじゃなくて、どストレートにおいしいチョコ。余計なことをしていない系。厚さ1cmくらいのガナッシュを薄いクッキーで挟んである。このクッキーの絶妙に淡白な味で、チョコと一緒に食べたとき甘すぎずパクパク食べられてしまう。クッキーで挟んでいるだけあって腹持ちも抜群。クッキーサンド系はとりあえず間違いないのはこの世の真理です。バラで一個ずつ買えるのも評価高し。1個500円が安いか高いかは人によるけれど、私には安く感じました。リピ確定。これからの人生何度も軽率に食べたい。チョコの味も結構種類があるから選ぶのも楽しそう。バレンタイン限定商品でないのもポイント高し。通販で買えちゃうのもポイント高し。

 同居人は「これは嫌いな人いないね!」と太鼓判でした。

・マジ・ドゥ・ショコラ

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 「マジ・ド・カカオ」というお菓子。こちらもクッキーサンドの系譜。写真じゃわかりにくいですが結構大きい。USBのひとまわりくらい大きい。こちらもチョコレートを薄いクッキーで挟んであって腹持ち抜群。味はいろいろあって、ミルクピスターシュにした。細かいピスタチオがチョコの中に入っている気がするが、あまりピスタチオは感じられなかった。舌がおバカなのかもしれない。これも一個700円くらいから軽率に替えるやつ。ただ、先ほどのバニラビーンズが好みすぎて、こちらはあまり引かれなかった。甘味が強くて食べている途中で飽きてしまう。リピはなしかな。甘い方が好きな人はこちらのがいいかも。

 ・メゾンカカオ

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 まずは一番人気らしい生チョコレート。今しか買えないと熱心な店員さんにごり押しされたので買った。口に入れた瞬間は通常の生チョコレートなのに、次第に向こう側からマスカットの香りが襲ってくる感じ。見た目はチョコなのにめちゃくちゃマスカット。脳がバグる。結構甘目は強めだけれどおいしい。結構お酒の味も匂いもするから、苦手な人は避けた方がいいと思われる。結構入ってます。お酒ダメな同居人は一粒でギブでした。箱がおしゃれで立派なつくりになっているからパケ買い勢が多そう。味のバリエーションもめちゃくちゃあって、ありすぎて引くぐらい展開している。他の味も気になるけれど、マスカット味についてはリピ無しですね。貰ったらうれしいけど、って感じ。

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 ネットの口コミが良かったため、記念にほうじ茶味の生チョコレートも購入。口に入れた瞬間は通常の生チョコレートなのに、次第に向こう側からほうじ茶の香りがぶわーっと来る。これはめちゃくちゃ美味しい。くちどけもよくてすぐになくなるのに鼻腔でいつまでもほうじ茶の余韻が残っている。お茶菓子に絶対合う。なんだこれ。正直、いちばん人気らしいマスカット味よりもこちらの方が自分好みだった。あと、これにはお酒が入っていないから、アルコールダメな人には良いかもしれない。年配の方にもおすすめ。また食べたい。箱がめちゃんこお洒落で捨てられない。

 同居人が「サーティーワンのチョコレートアイスの味がする!不思議!」と言っていた。初めは何を言っているんだ、と思っていたけど、確かにどこかあのサーティーワンの味がする。超不思議だ。

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 ついでにピスタチオのタルトも買った。これは3個セットしか売っていない。美味しいんだけど、美味しいんだけど、生チョコレートの感動を超えなかったな。リピ話です。タルト生地にピスタチオのクリームが入っていて、表面をパリパリのチョコでコーティングしてある。同居人も同じ感想。

・メリー

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 口に入れるとパチパチするキャンディーのかけらが「これでもか!」と入っていて、食べた瞬間口の中が花火大会になる。そして花火大会の持続時間が長い。ずっとパチパチしている。味はいい意味で駄菓子的な美味しさ。駄菓子好きな人は間違いなく好き。サーティーワンホッピングシャワーが好きな人にも絶対合うと思われる。5粒入りで300円超と、冷静に考えれば普通に高価なチョコだけれど、金銭感覚の狂ったバレンタイン催事場においてはほぼタダみたいな値段。安易に買えるし実際買った。箱もかわいいからちょっとしたプレゼントに良さそう。

 同居人は「結局こういうのが美味しいんだよね~」とパチパチしていた。

 ROYCE(ロイズ)

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 信頼と実績のROYCE様。この美味しさを安価に安定供給できることが本当にすごい。企業努力の結晶だと思う。「夏ポテト」みたいな波カットの片面にだけチョコが塗ってあり、チョコの甘みを感知した後に塩味がきて、そのバランスが絶妙でおいしい。あと、チョコが口に入れた瞬間溶けるんですよ。どうなってんだこれ。700円くらいでいっぱい入っているから、バレンタイン催事場においてはほぼタダ同然の価格設定。当然買います。これは正直バレンタインに関わらずいつでも家に置いておいて食べたいレベルのお菓子。

 同居人は「結局これっすよね」とご満悦だった。

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 バレンタイン限定のピスタチオのチョコも購入。人気なのかお一人様一つ限りとなっていた。これは羊羹みたいにちょっとずつ切って食べるタイプ。中にはピスタチオのムースとローストしたピスタチオがゴロゴロ入っている。あまりに味が多すぎて包丁でうまく切れないといううれしい悲鳴。今季あらゆるピスタチオスイーツを見てきたけれど、ここまで惜しげもなく入っている商品があっただろうか。これが1,000円台で買えることの驚き。甘いチョコレートの向こう側に、かすかにローストしたピスタチオの塩味を感じて美味しい。甘さが強いからコーヒーと合わせると抜群に美味しかった。また来年も食べたい。

 同居人は「結局ロイズが強い」と語気を強めていた。

 

 全部で2万円くらい買いました。さすがに買いすぎた。でも、毎日ちょっとずつチョコレートを食べることが、日々の小さな支えになっていたことに、チョコレートが尽きたいま思いました。朝コーヒーと一緒に摘む一粒がないだけで空虚な暮らしになりました。お菓子は偉大だね。来年もチョコ食べられるように労働と倹約をそこそこ頑張ります。