高等遊民前夜

毎日やっつけエブリデイ

究極のレア

 火曜日。最近日記をサボりがちになってしまっており自分としては自分が嫌いになりそうでいやだ。ストイックであることって、ともすれば意識高い人って思われそうで、実際にそういう人もいるのだろうけど、私の場合は違う。私は意識が高いわけでも、ストイックさに耐えられる強靭なメンタルを持ち合わせているわけでもなく、ストイックであることで自分を保てるという感覚に近い。

 例えば、休日にあらゆる予定を無駄なくこなして有意義に時間を使えたり、毎日決まった時間にストレッチをできたり、毎日些細でも日記を付けたり、週に一冊は本を読むことを絶えず続けたりということだ。それができることによって自分が無駄なく生きていられる気がして安心する。休息も適度に取ることができると安心する。でも、やるべきことがあるのに寝落ちしてしまったり、自炊をサボって外食したり、本を一冊も読まないまま一ヵ月が終わってしまったり、そんなことがあると自分を律することもできずぼんやり過ごす自分のことが嫌いになって叫びだしそうになる。できなくなった途端、これまでできたことがサボり癖が付いたままになってしまいそうで恐ろしいのだ。

 そんな性質だから、仕事が忙しくなるとそもそも個人的なことの優先度が低くなって、あらゆるところに支障をきたし、余計に自分のことが嫌いになりそうになる。それを何とかしたいと思うところです。自分に寛容になりたい。一日中寝転がって終わっても、こんな日もあるよねハッピーと思えるようになりたい。

 朝。私が買ったレコード効果で、同居人が今更ビリー・ジョエルにハマった。朝から部屋に流れている。これまでバンド中心の軽音楽で育ってきているから、こういう路線は聴いていないのだそう。私の場合は、好きなミュージシャンの好きなミュージシャンをたどり、高校受験時にめちゃくちゃ聴いていた記憶。だから変な感じだ。私が十数年前にハマっていた音楽を、いま交際相手がハマって聴いている。好みの大きい分野だけれど、自分が気に入っているものを相手も気に入ってくれるのはうれしい。

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 サブスクが主流になって、廃盤になった音源なんかも定額払えば聴けるようになって、それはめちゃくちゃ便利だけど、今後はいろんな音楽を掘り起こして珍しいものを手に入れるレアな経験が減っていくのだろうなと思う。その定額さえ払えばあらゆる人が平等に音楽にアクセスできて、いろんな検索方法で自分の気に入るものを探せるようになる。マイナーなミュージシャンの新譜が聴きたいけどお金がなくて、レンタルショップをめぐってもマイナーゆえに見つからなくて、持っている人にMDにダビングしてもらっていた頃の渇きはどんどん無くなるのだろうな。
 レコードやカセットが流行るのってそういう状況にも起因してそう。究極のレアだから。サブスク時代の到来と同時に古いものが流行るのはとても面白い。

 仕事。疲れた。何も覚えていない。

 帰宅して、イカ墨パエリアを作り、その上にカットしたハーブチキンを乗せて食べた。夏は塩味のつよいおかずがおいしい。

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