高等遊民前夜

ただの日記です。たまに考えごと

アダプト

 土曜日。朝10時ごろに起床。とてもねむい。朝のルーティーンの珈琲を淹れるわけだけど、今日からは茶請けのお菓子が変わるから楽しみにしていた。先日ちょうどカフェタナカの高いクッキー缶の予約受付にタイミングよく遭遇できたから注文したのだ。

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 カフェタナカは名古屋にある喫茶店、という表現が正しいのかはわからないけれど、スイーツだけでなくて洋食も食べられるお店だ。前のアパートからほと近かったからたまに通っていた。昔からあるお店で、全国的な知名度はなかったんだけど、今の二代目のパティシエさんに変わってから有名店になった。女性の方で、パッケージにも拘っているからかいまやクッキー缶の予約は争奪戦らしい。商売はどこに活路があるのかわからないね。肝心のクッキーは素朴なおいしさでとてもおいしかった。わかりやすく糖質が脳にクリティカルヒットする。友達のおうちのお菓子作りが好きな親御さんが作った美味しいクッキーという感じだ。これから毎日ちょっとずつ食べていこうと思う。自分に餌を与えて動機付けしないと毎日を生きていけない。

 昼。昨日予約メールを送っていた家主の名古屋公演、無事にチケットが取れたようだった。60枚しかチケットがない小さなライブハウスだったから、プレイガイド経由での予約ではなく、ライブハウスにメールを送って返信を待つ形式だった。こんなふうにチケットを取るのはだいぶ久しぶりだった。予約開始の時刻ちょうどにメールを送信したのに、自分の前に10人以上すでに客がいるらしい。コアなファンが名古屋にはいるらしい。ともかくチケットを確保できてよかった。公演のある3月までは死ねない理由ができた。

 昼ごろ。同居人と家を出て、中部国際空港へ。今日はサカナクションのライブ。先週はKing Gnuのライブに参戦したけど、それと同じ会場。だから行き方はもうバッチリだった。難しい名鉄のホームも楽々にクリアできる。サカナクションのライブは、コロナ禍の影響で延期に中止と残念な結果となってしまって、とてもとても楽しみにしていたから念願叶って参戦できることになって心の底から楽しみにしていた。
 ライブは本当に本当にとてもよくて、現時点でどこまで書いていいのか分からないのだけど、事前にオンライン公演があったからある程度は言ってもいいのかな。今回の公演はこれまでのサカナクションのライブとは異なり、ステージ上に大掛かりなセットがくんである。剥き出しのコンクリートを思わせる無機質な建造物があり、階段やいくつかの部屋、ベンチなどが見られる。演奏中にイメージ映像みたいなものがスクリーンに映し出されて、女の子が様々な曲に合った雰囲気の映像が投影されるのだけど、それは収録されたものを映しているのではなくて、いま実際にステージ上で行われているものをリアルタイムで映しているという凝った演出だった。全てが今まさにここで行われているという衝撃。時間内になるべく多くの詰め込むぞという気概を感じる密度で、ほとんどMCを挟まずに次から次へと曲を畳み掛けていく盛りだくさんのセットリストだった。本当に行ってよかった。
 終盤、MCでコロナ禍の苦労話を笑いも交えながら話していたんだけど、その後の曲で一郎さんが泣いて歌えなくなる場面があって、ミュージシャンにとってコロナ禍って本当に本当にしんどい、終わりのない地獄の日々だったんだなと思い知らされた。ライブをやることがミュージシャンのアイデンティティなのに、時勢的にライブを無理やり決行することもできなくて、という話もしていたけれど。ライブに懸けているバンドには本当に辛かったんどだろう。あと、サカナクションがサンテ(目薬のね)とのタイアップに選ばれたことも話していたんだけど、サンテはサカナクションの活動をタイアップで応援したいということで、CM以外でもオンラインライブの協賛をしてくれてめちゃくちゃ助けられたという話をしていた。文化にやさしい会社もあるんだな。目薬買います。文化面での産業に冷たい世の中だけれど、こういうやさしい会社が増えて行くといいな。

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(新譜です。よきです)