高等遊民前夜

ただの日記です。たまに考えごと

仕事のことを振り返る

 火曜日。三月です。早いものですね。ついさっき2022年が始まったと思ったのに。

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 私が身を置く職場では、三月は「年度末」と憎しみを込めて呼称されるつらい季節。比喩的に死人が出る季節です(定期的に自殺者も出るため、あながち比喩ではない)。私の職場は、部署ごとにそれぞれ繁忙期があるものだけど、どの部署も例外なく忙しいのが年度末だ。年度制で動いている日本型企業は大体例に漏れないと思う。今年も生きて年度を跨げたらいいな。

 最近は一言でいうと「疲弊している」しか感想がない。もうそれ以上の感情もない。ただ毎日、昼休みに満足に休むことなくぶっ通しで残業し、終電で帰宅し、家でも仕事をし、満足に眠らずにまた仕事に行くだけの毎日だ。休日も仕事。何も書くことがない。だからこれまでの仕事を冷静に振り返ってみようと思う。

 前の部署は比較的ホワイト部署だった。入職して最初の配属先だった。仕事内容は男女共同参画的な、働くすべての人を応援する制度とかイベントとか研修とかをあれこれ企画・運営する部署だった。仕事内容的にはそれなりにしんどく、精神をすり減らしながらやっている側面もあったけれど、ボスの意識が高かったこともあり帰宅時間には恵まれていて、繁忙期をのぞけば大体18時過ぎには帰宅できていた。休息の時間もたっぷりあったし、毎日帰宅して夜ご飯をこしらえ、私よりも遅い同居人の帰宅を待つ日々だった。楽しかった。同居人は私にご飯を作ることを強いたり期待したりしたことはないが、毎日「帰ってくるのが楽しみ」と言ってくれてうれしかった。
 その後、退職が出たことによる玉突き人事で現職に異動。ここでどんな時間を過ごしたかについては,2021年と2022年の総括記事に詳しく書いている。概略すると、過激業務と前上司の圧によりメンタルをやられ抗うつ剤を飲みながらもなんとか耐えるも、なんと前上司のほうがメンタルブレイクで離脱。新しく来た現上司は人当たりがよく表面上は優しいものの、他人には無関心で、何度訴えても私がすでに限界をむかえていることには気づいていない(意図的に無視しているかもしれないが)。

 そもそも就職活動をして得た内定のうちから最も残業が少ないであろう仕事を選んで現職に就いている。自己分析した結果としての私は、(本当は働くことじたいが嫌なのだが働くしかないとすれば)高収入を求めていない代わりに、残業が少なくてプライベートを重視できる仕事を求めていた。だから多少は給与が落ちてもこの仕事を選んだのに、毎日遅くまで残業漬けでしかも大半がサービス残業となれば話は違う。私の生き方に反する働き方になっているのだから、そろそろこの仕事と見切りをつけなければいけない。かといって、前の部署に戻れるのなら仕事を続けたいのかといえばそれも違う。それはこの忙殺が今の部署だけの問題ではなく、職場全体に蔓延し始めていることだからだ。上層部の思い付きに私たちは売りまわされ、疲弊し、倒れていくのに、人員も人件費もどんどん減らされ続けている。多分この先どこにかに異動して、運よく残業が今より減ったとしても、大勢は変わらないと思う。だいたいどこもみな人手不足で苦しんでいる。雇おうにも人件費を削られすぎて首が回らない。
 問題は転職しようにも時間がない。そもそもこんな状況だから、みな転職を考えないはずがないのだ。けれどもみな疲弊していて、時間はおろか気力までそがれてしまっているのが正直なところ。誰と転職の話をしてもそのような話になる。転職サイトに登録していない人のほうが弊職場では少なくて、けれどもみな職場でも自宅でも、平日休日関係なく仕事に追われて疲れ果て、病んでいる。また、家族がいる人は簡単に転職なんてできないだろうから、余計に身動きが取れなくなっているさまを見かける。八歩ふさがりで、職場の空気には諦めが高濃度で漂っている。

 そんなにつらいのであれば、仕事をせずに投げだせばいい、上司に突き返せばいい。そんな風に言葉をかけてもらうことがよくある。よくわかる。けれどもみな、自分たちに降りかかる仕事を自分でやらない限り、自分の首を絞めることを知っている。やらなければ明日の自分が困るだけで、やらなければ偉い人からなじられる。簡単に転職できない以上、みな自分の精神と生活を守るために仕事をやるしかない。信じられない悪循環に陥っている。私もそれを強く感じている。

 ともあれこんな状況だから転職を強く望んでいるのだけど、時間だけが足りないという感じでつらい。可能であれば今の仕事をしつつ転職活動をして、転職先が決まったら退職するのが本望なのだけど、この状況が続く限りはそれも難しい。今できること言えば、毎日一秒でも早く帰って自分の健康を確保することくらいだ。先に退職して転職活動するしかないのかな~なかなかそれも不安はある。コロナ禍だから余計に。まあ高望みしなければ仕事なんていくらでもあるんだろうけど、転職先もブラックだったら元も子もないしから慎重に選びたい。
 それにもう妙齢だから今後のライフプランも考えないといけない。仮に同居人とこの先結婚して子供を望むとして、転職後にすぐ産休育休入りしたら顰蹙だし、今の職場で産んだ後に転職したらそもそも雇ってくれるところがなくなる。生きづらさ爆発してんな。こうやって職場のみんなも転職できなくなっていくんだろうなと感じてしまった。働くすべての人に対してムリゲーすぎる社会になってるよな。

 とりあえず目下の目標としては、自分の命を死守しつつ毎日なるべく早く帰ること。家でできることは家でやること(自宅のが環境がいいから)。残業代はきっちりつけて労働の対価をきちんといただき、いつでも辞められるように軍資金を集めること。スキルを棚卸しして、資格があるものは取得して形に残しておくこと。できることから準備しなければ。そういえば来週末は資格試験がひとつあるけどなにもやれていない。ノー勉でいけるだろうか。スパルタ進学校出身の本気をだせば、火事場の底力でなんとかなるかもしれない。しんどいが生きていくためにがんばろう。