高等遊民前夜

ただの日記です。たまに考えごと

美味しさが遅延する

 火曜日。朝から部屋がとても明るい。こうして見ると、写真を撮るときには自然光が最高だなと思う。最近のルーティーンは朝起きて植物たちをベランダに出し、水やりをすること。そのために少し早めに起きるようになり、寝不足のなかでもいい流れができている。自分の世話もままならないのに植物たちの世話はできて偉い。私は植物たちに元気をもらい、もらった元気を返すために働いて世話をしているのかもしれない。

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 仕事。毎日ひっきりなしにめんどくさい案件の申請が来る。先日ブログで書いた、申請されたら最後、とてつもなく手間と時間がかかる業務だ。このペースで行くと昨年度は余裕で超えるんじゃないかと思う。多分、案件が増えているのは世間的に認知度が広まっていることと、人々が泣き寝入りしなくなって、ちゃんといろいろな手続きを取って主張するようになったことが要因だと考えている。それ自体はとても良いことだ。でもそれは制度を下支えする人員が十分に確保されているから健全に運営されるもの。需要が高まっているのにいつまでも私と上司ふたりきりでは到底さばききれないのだけど、お上はなかなか分かってくれない。「どうにかして案件を減らせないのか?」と言うばかりだ。(それが出来たらだれも苦労しないけど、こんな世の中だから難しいと思う。)そんなこんなで今日も今日とて遅くまで残業。

 帰宅の道すがら、初めて立ち寄ったコンビニで最近ずっと探していたお菓子を発見。嬉々として二つとも購入した。

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 ブルボンのこれ、最初は職場付近のコンビニで偶然見つけて買ったのだけど、そんなにおいしいと思わなかったんです。なんとも言い難い独特の風味があって、「普通においしいけど、取り立てて絶品ではないな」という感じ。もらったらうれしいけど、自分では買わないみたいな、そんな位置のお菓子だった。ところが半月くらい経ったころ、だんだんとこのお菓子の味が忘れられなくなっていき、自分の中でどんどん大きな存在になっていった。それは私だけではなくて、一緒に食べた同居人も「この前のクッキー、今思うとめちゃくちゃおいしくなかった?」と言い出したし、職場の同僚も「今更あのクッキーを探している」と言っていた。このクッキーは2月に新発売されたばかりで、入荷している店がまだ少ないのだ。

 それが偶然行った店にあるのだから、そりゃあ嬉々として買う。あの忘れられなかった味が、また食べられる。たった一箱200円程度のクッキーに人はこんなにも奔走できるのか、というくらいに探し回った。帰宅して食べてみると、初めて食べたあの時よりもはるかにおいしく感じた。独特な風味に私の舌が慣れたのかもしれないし、単純に私が味を美化しているのかもしれない。思い出補正かもしれない。でもこのクッキーを買わないと味わえない独特の味がここにはあって、私も同居人もこれの中毒者になっていた。この感動を誰かに伝えないといけないと考え、Twitterでも情報投下しておいた。
 違いとしては、「フォンティア」はクッキーの中に生チョコの板?が入っているソフトクッキー。カントリーマアムみたいなしっとり系。レンチンであっためたり、冷蔵庫で冷やしたらおいしそう。「ショコロラ」は色の濃い部分がチョコレートで、焼きチョコみたいにほろほろ触感になっている。クッキーはしっかりザクザク系。焼きチョコBAKEとか好きな人は間違いないと思う。どっちが好きかできのこたけのこ論争みたいになりそう。

 思えば、最初に食べた時にそんなに感動しないけど、あとからじわじわ美味しくなってくる食べ物って沼の確率が高い気がする。どストライクで万人ウケしないけど、忘れられない独特さな美味しさを持った味のギリギリを攻めたりしているのだろうか。今回はブルボンに完敗。そろそろ株でも買おうと思う。