高等遊民前夜

ただの日記です。たまに考えごと

大阪前乗り日記

 水曜日。みどりの日。明日は大阪開催のOTODAMAという野外音楽フェスに参戦予定。前乗りで大阪入りするのだけど、同居人は仕事のため自分だけ先に前乗りすることに。朝は6時半に起床、同居人の出勤を見送ったあと水遣りタイム。明日は水遣りができないから、水切れNGの植物には重点的に水遣りをしておく。景気良く植物を増やしすぎて世話が大変になりつつあるけれど今のところは幸せな悩みだ。この調子ではそのうち長期間の旅行なんてできなくなってしまいそうだ。

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 洗濯や家事を済ませ、戸締りをしてガスの元栓を閉める。自分と同居人の着替えや日用品などをスーツケースに詰めて行く準備。私が二人分荷物を持っていけば、同居人は退勤後そのまま大阪へ迎える算段だ。スーツケースは高校生の時、一泊用の手頃なサイズのものが欲しくて楽天で2900円で購入した格安品だ。なのにいまだに現役。間に合わせで買った安物に限って長持ちするのはもはや世の常だ。100均で買ったマグカップなんて落としたって割れないもんな。
 10時過ぎに家を出て名古屋駅へ。大名古屋ビルヂングのツバメヤで手土産を買って新幹線乗り場へ向かう。ものすごい人混み。名古屋駅は他の都市の駅と違ってものすごく単純な作りをしているのに、いつだってあり得ないくらい人でごった返しているから、人とかち合い肩がぶつかる。毎度毎度幻滅しっぱなしで、名古屋駅に来るたびに都会なんて嫌いだ、と思う。適当に昼食を買い、12時くらいの新幹線に乗った。今日はとても天気がいい。車窓からはとてもいい色合いの景色が続いた。雲一つなく快晴。

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 名古屋から新大阪までは50分ほど。さほど時間もない。すばやく昼食を済ませつつツイッターを観ていると、同じくOTODAMAに参戦するフォロワーさんを見つける。話しかけ、当日タイミングが合ったら会場で会いましょう、ということになった。今メインで動かしているツイッターのアカウントでは、実際に会ったことがある人は少ない。コロナ禍もあったし。だから嬉しく思う。

 14時前くらいに新大阪着。この時点で、先にホテルへ行って荷物をおろすか、行きたいお店に先に行くかで迷う。お店へは地下鉄一本で行けてしまうから行きたいもののスーツケースがあるし、一旦宿泊先のある難波駅で降りて、ホテルに荷物を預けてから向かうことにした。ホテルの最寄はJR難波駅だけど、JRで行こうとすると乗換が面倒だから地下鉄で向かい、地下鉄のなんば駅から歩いた方が早い。新大阪は交通の便が絶妙に悪いといつも思う。新幹線が停まるための駅だから仕方ない。猛暑が体力を奪ってきている。早くホテルで一休みしたい一心でJR難波駅へ到着。駅直結のホテルへ行き、チェックインを済ませて入室。ダブルベッドとちょっとしたスペースだけの簡素な部屋だが、GWにひとり7千円で宿泊できるのは感謝しかない。ありがたや。15分くらい休憩して、荷物を身軽にしてふたたび地下鉄の駅へ向かった。

 今回行きたいお店というのは、西田辺駅の近くにあるfutouさんというお店。ツイッターでフォローしている方が営んでいるイケているうつわストアだ。オンラインショップもあるけれど、大阪に用事のある際には行きたいと思っていた念願のお店だったりする。西田辺で降りて、グーグルマップをチラ見しつつ向かう。西田辺という街には初めて降り立ったけれど、坂のない程よい街って感じだ。表通りには店がひしめいているけれど、一本奥へ入ると住宅街になっている。そんな住宅街をきょろきょろしながら見覚えのある建物を発見。

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 この光景、ツイッターで見たことある!「この問題、進研ゼミで見た!」的なテンションで思わず写真に収めておいた。ほんとうに実在するんだという感慨。当然っちゃ当然だが。このレトロビルの2階の一室がお店となっている。知らない店に一人で絶対に行けないチキンな私なら入店すらできないお店だけれど、Twitterで何度も見ていて店内がどんな感じか分かっているから行ける。ネットってすごい。店主さんはツイッターでずっと拝見していてどんな人かはなんとなくわかっていたけど、謎の落ち着きがあってめちゃクールだった。どう例えたら伝わるか分からないけど、男性服のアパレル店員さんでたまにいる、すごくテンションがフラットで落ち着いていて接客がベタついてなくて、けれども冷たいわけじゃない、居心地のいいあの感じ。伝わるだろうか。類型化するのはよくないが、あの空気感を持った人にこれまでの人生で何回かであったことがあって、いつもあの"感じ"を醸すのにはどうしたらいいんだろう、と思う。自分自身が落ち着きのない性格だから余計にそう感じるのかもしれない。
 お店ではさんざん悩んだ結果、鉢と皿2枚を購入。鉢はぜひともお迎えしたいと思っていたからうれしい。でもレジで会計した瞬間、あれもこれも買うべきかな?と思いが過った。ほんとうに素敵なうつわばかりでいい空間。雑貨などもあるし、内装も食い入るようにガン見してしまった。ビカクシダや多肉植物も置いてあったりして個人的には刺さりまくり。

 お会計のあと梱包していただいているときにおしゃべりしていたけれど、店主さん、絶対、接客向いていると思う。手土産のどら焼きを渡して、明日の音楽フェスの話をしたりした。話の流れで、ツイッターでフォローしている人の日記本の入荷があることを知り、ラッキーにも販売してもらえた。感激。
 店を出て歩いてみる。futouさんで近所にイケているコーヒーのお店があると聞いて、そこへ向かう。しばらく歩くと「喫茶ブラジル」と書かれた店を発見。場所的にここだが、本当にここなのか。futouさんでは「LONG SEASON」という店名で聞いていたが。疑心暗鬼になりながらも店の中へ顔を出すと、お客さんで満席だった。残念。また来ることもあるだろうということで、今回はあきらめて退散した。

 夕方ごろホテルに戻ってきた。空腹だった。何か夕食になるものをと思うけれど、ひとりの旅先での夕飯ほどどうでもいいものはない。駅直結の商業施設の中にサイゼやミスドがあることに気づいて少しだけ気持ちが揺れたものの、結局はスーパーの隣にあるパン屋でパンを買い、コンビニでサラダチキンと明日用のコーヒーを買って終了。何気に、旅先ではホテルにこもってテレビのローカル番組を観るのが好きだったりする。

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 その後は特にやることもないからiPad片手にぼんやりしていた。言葉通り働き詰めだったから、暇な時間に暇なままでいることに罪悪感を感じてしまう。どうしていいのか分からず落ち着かない。がむしゃらに働いたサラリーマンが定年後にやることがなくて腑抜けてしまう気持ちがわかってしまう。

 22時過ぎ、仕事を終えた同居人が大阪へ到着。ホテルのロビーまで迎えに行き、部屋に案内する。各フロアへはカードキーがないと入れない仕様になっていて、改めてしっかりしているなと感じた。風呂に入り、明日に備えて就寝。シモンズ製のベッドの寝心地はそこそこよかった。