高等遊民前夜

日記と考え事のログ

限界ベランダ園芸のすゝめ

 日曜日。8時ごろ起床。寝不足の頭は重いが、柔らかな日差し、心地よい風、何から何まで完全無欠の朝だ。昨日が曇天だったから余計にうれしくなる。こういう日には寝てばかりじゃいられないと、ベランダの掃除に勤しんだ。ベランダで限界園芸をしているから、側溝に土は溜まるし放っておけば虫も湧く。定期的にちゃんと片付けないといけない。ということで、風塵を掃いて綺麗にし、防虫剤も念入りに撒く。綺麗になったら打ち水をして植物たちに水遣りをした。気化熱のおかげか、窓際のソファに座って少し窓を開けておくと爽やかな風が吹き込む。日ごろのブラック業務も忘れて「しあわせ~」と思える瞬間だ。

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 本格的に園芸に凝りだしてからというもの、大変なことは多い。管理している数がそこそこ多いから毎朝の水やりにも時間がかかる。しかも植物によって水遣りの頻度やタイミングが異なるから気を付けないといけない。異なった国や地域の植物を集めて世話をしているのだから当然だ。当然だけど土に植えているから土いじりもしないといけないし、虫が飛んでくることもある。広いと言っても狭い限界ベランダ園芸だから、土を買ってきて4階まで駆け上がるだけでも大変。でもいいことも結構あって、例えば水やりをするために毎朝少し早く起きられるようになったこと。過度に冷房に頼ることがなくなったこと。否が応でも季節の移ろいを感じるようになったこと。気温や湿度の変化に気づけるようになったこと。風が吹くだけでうれしくなること。日ごろ忙しく働いているから世話をするだけで精いっぱいで、植物にかける時間はほんのわずかなわけだけれど、少ない時間で時の移り変わりを感じさせてもらって、日々が豊かになっている気がする。

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(月イチの潅水をするウスネオイデス。風のある日はよく乾いてよい。)


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(春先に葉挿ししたセダム虹の玉。切り取った場所から芽と根が出ている。)


アデニウムの花芽。着実に夏が近づいている。)

 園芸だけじゃなくてどの分野でもそうなんだろうけど、手間をかけた分だけ返ってくるというけれど全然そうじゃないよなって思う。頑張っても枯れるときは枯れるし、種は芽吹かないこともあるし、思った方向に伸びてはくれない。思い通りに行くことも多いけれど、理不尽もそれなりにあって、そのままならなさも含めて楽しいなと最近では感じている。伸びすぎると「週末に剪定しよう」と思うし、元気がないと「週末に置き場所変えて活力剤あげよう」と思う。ほんの少し先の生きる目的をもらえている感じ。日ごろツイッターで猫に振り回される人間たちのいとおしい日々を見せてもらっているけど、植物の世話も実はあんまり変わらないかもしれない。