高等遊民前夜

ただの日記

大人になってよかったことも

 火曜日。今日、明日と休みを取った。有休消化だ。休むなら今だった。休むときは勢いが大事だ。職場への迷惑とか考えたら一生休みなど取れない。10時くらいに起床。平日に遅く起きるだけで気分がいい。嫌な大人になってしまった。すでに暑くなった部屋の中でふたりでコーヒーを飲んだ。同居人も一緒に休みを取ってくれた。

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 平日の休みにこそ出かけるべきだ。世の中の人の多くは働いているから、どこへ行っても混雑を避けることができる。電車の中はラッシュ以外は空いているし、道路も車がスムーズに流れる。これほど快適なことはない。同居人の車に乗って、そこらじゅうで工事をやっている名古屋の道路を走った。平日の昼間に道を直してくれている、というか土日に工事などできないんだろう。本日の名古屋市は39℃予報。だれも死なないでほしいと思う。

 瀬戸市の道の駅に寄って昼食。2年前にも同居人と一緒に来たことがあって、その時にやけに感動した瀬戸焼きそばに再会。詳しくは知らないが、豚肉は焼く前に茹でてあり、その茹で汁を使って麺も蒸し焼き?にしているらしい。うまく説明できないが食べたことのない味がして、痛く感動したのも覚えている。2年前にはその後に岐阜の方まで行って、ダムを見たりして遊んだ。その頃はまだ同居人と一緒に暮らしてはいなくて、同居人もまだまだ本性を出し切っておらずただの優男だった。今や…。思い出話をしつつ、隣の市場で買ったプリンと一緒に食べた。

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 その後は瀬戸市内にある陶芸教室へ。さすが焼物の街だけあって、この施設は公営で体験料も驚くほど安価だ。一人当たり1000円くらいで出来てしまう。とりあえず手捻り体験にした。2時間コースだったが時間が一瞬で溶けてしまう。講師の人たちも私たち二人の雰囲気がガチすぎたのか、あまり話しかけてこなかった。気を遣わせてしまったかもしれない。すまねえ。でも酷く楽しくて動揺した。土触るのめちゃくちゃ楽しい。先生の評価とか成績とか気にせずに好きなものを好きなように作ってよくて、失敗してもいい有り余る自由さを存分に楽しんだ。大人になってからの図画工作関係ってなんでこんなに楽しいのだろう。体験にもどんどん投資して豊かに生きたいと思うようになったのも加齢のせいなのだろうか。

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(左2個が同居人、右2個がわたし。底穴を開けて鉢にした。)

 2時間の陶芸を終えてそとに停めておいた車に戻ると、車内は立派な蒸し風呂殺人マシーンと化していてドン引いた。これぞ真夏って感じ。これでもまだ6月になのにどうしたことだろうか。熱が冷めやらぬうちに車に乗って名古屋の都心へ移動。同居人に言われるがままにZepp名古屋近くの某ホテルへ連れて行かれた。
 そう、今日は私の誕生日祝いとして同居人がいろいろと考えてくれていたのだった(今日が誕生日ではないのですが)。こういうの何にも考えられずヨドバシカメラで誕生日プレゼントを探すような人だったのに、人は成長するのだなと親視点で感心してしまった。まあ何よりいろいろ考えてくれたことが嬉しいんです。おたがい妙齢だから、自分が本当に欲しいものは自分で買えてしまえるし、お祝いだって少しいいもの買って終わり、が一番楽で、でもそうじゃなくて一日使って何かしようと考えてくれただけで私は幸せものです。さすがに39℃は暑かったが。いい思い出になりそう。将来わたしが懐古厨になったら一生語り継いでいくからな。

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(お店の人にすすめられるままおどおど写真を撮ってもらった。私の顔は引き攣っているが、顔のいい同居人は綺麗に写っていて腹立たしかった。)

 水曜日。きのう一日、暑さに当てられた体は悲鳴を上げていた。あのレベルの酷暑はダメージなのだなと思い知る。本日は7時台に起床。朝からこれでもかという日差し。でも風があってよい。植物たちを性質に合わせて移動させる。私もこの趣味にハマるまで知らなかったけれど、植物には直射日光が苦手な子とか、ある程度当てないとダメな子とか、直射大好きな子とか色々いる。ベランダのいちばんよく陽が当たるところに直射日光大丈夫組を並べておいた。この子たちは結構強めの光線をあてても日焼けしない。ダメな子たちは一日外に出しっぱなしにするだけで赤く日焼けしてしまうのだ。ほんと不思議な生き物だと思う。

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 あまりの暑さと疲労に、本日は家の中でゆっくりしようと同居人と決めた。一日アクティブに動いたから急速も必要だ。同居人がまだプレゼントがある、と言って、冷凍庫から大量のサーティーワンを持ってきた。いろんなフレーバーのアイスがカップに入っていて、コーンも買ってあって、おうちでサーティーワンをしようというのだ。なんて最高な誕生日。そしてこの発想を30代になっても持っている同居人に全力で乾杯したい。それにしても、こんなふうにサーティーワンのアイスをコーンで楽しむことができるなんて考えが及びもしなかった。勉強になる。


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 歳を取ると、仕事とかで嫌なこともあるし、自分の時間はないし、ほんとくそくらえと思う毎日ばかりで、疲弊してすり減らして帰宅して寝てまた出勤して、疲れるだけで何物にも慣れなくて、スーパーでお野菜は高いし、ああ学生時代に戻りたいなって思ってばかりだ。でもこういうふうに自分でお金を稼いで、つつましくもそれを使って自分達で好きなことを好きなように、無駄に見えることも全力で楽しめることも思えば、大人になるのも悪くはないよなと思う。というより、そう思えるような大人になっていきたいよなって思う。学生の頃は有り余る時間と体力だけあって、でも貧しくて、それはそれで燻っていたのだから、今は今できる楽しみ方を模索しないとなと思う。(そうはいいつつ5兆円くらい手にして働かずに暮らしたいという芯はブレない。)大きいことを言ったけれど、単純に歳をとることを悲観せずに楽しみたいねって話。とてもいい休日だった。