高等遊民前夜

ただの日記

スマートに暮らせない

 日曜日。雨で植物水遣り計画が狂う。雨だとタイミング難しい。先月剪定したユーカリがはやくもモジャモジャになってたから、思い切ってええいと刈った(買った葉は写真の3倍はある)。刈りたてのユーカリは独特のあの匂いがするし、葉を手のひらでくしゃくしゃ丸めればもっと匂いが立ち込める。

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 先日のAmazonプライムデーで買ったアレクサが届く。べらぼうに安かったのだ。「Echo show 5」と「Echo dot」を購入。試しに繋いでスマホアプリで初期設定をした。こういったスマートホーム系の家電はこれまで買ってこなかった。急に導入したのは、今後の植物の世話を考えてが大きい。まだ必要なものは揃っていないけれど、今後いろいろ揃えていけば、部屋の気温に応じてエアコンをつけてくれたり、決まった時間に照明をつけてくれる。外出先から手動で遠隔操作もできるし、平日は長時間家を空ける暮らしをしている身としては大変ありがたい。

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 スピーカーのみのタイプのEcho dotはキッチンに置いた。テレビ用のスピーカーとBluetoothで繋いだから炒め物や皿洗いの最中にもテレビの音がよく聞こえるようになるし、単純に音楽やラジオも聴ける。手が濡れていても話かければタイマーをセットしたり、帰宅前の同居人に「納豆買ってきて」とLINEで連絡もできる。「なにか面白い話をして」と言うと、面白いのかどうか微妙なラインでアメリカンな話を聞かせてくれる。すごいぞ最新技術。普段こういうものに縁がないからすごく新鮮に思えた。GAFA様様だ。こうやって各家庭にアレクサ置いてもらって、そこからいろんな情報を収集してビッグデータとして利活用するのかな。こわいこわい。そのビッグデータをうまいこと活用して日本をいい感じにしてくれないだろうか。同居人は「アレクサ、人はなぜ働かなければならないの?」と無理難題を投げかけて遊んでいた。

 基本的にはアナログが好きだから、何でも自動でやってくれるというのは変な気分がする。アナログ好きといってもスマホやPCやタブレットのような電子機器も使うけれど、これらはまだモノとしての形があって、それを操作するというアナログな作業が伴う。書類を作るときにPC開いてWordとか何かで作るわけだけど、手でタイピングする作業はどう頑張ったってアナログなわけだ。アナログな作業は実感が伴っている。「ああ作業したな」という感慨が残って、手に疲労も残る。自宅をスマートホーム化したら、例えば帰宅して玄関を開けたら自動で電気がついて、それと連動して風呂のお湯張りが始まり、エアコンはもうすでに効いている。自分の肉体は何もしていなくて、本当に自分の行為があったのか実感がなくなっていきそうだ(アレクサに声をかけるという意味では、肉体によるアナログな行為ともいえるが、それも一瞬で終わってしまう)。そもそも自分の生活に家電を合わせているというより、スマートホームがスマートを維持できるように人間の側が生活を合わせていくような感じもする。なんでも情報化するときには、人間がシステムに迎合するのが基本だ。でも、こうやってクドクド思っていても、いつかスマートな暮らしに慣れてしまうのだろうか。少なくとも当分、私はアナログをいくぶんか担保し、スマートには暮らせない気がする。

 午後は買い出しへ。ついでに夜ご飯も食べようってなって、高いハンバーガーを食べた。高いハンバーガーはおいしい。おいしいけれど、ステーキを食べるくらいの値段がする。でもおいしいからいいのだ。どうやら同居人のハンバーガーにオニオンを入れ忘れていたらしく、店員さんがお詫びに同じバーガーを新しく持ってきた。申し訳なくなって、パンパンのお腹を抱えて二人で半分こして食べた。

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(ともあれとても便利です。)