高等遊民前夜

ただの日記

やる気が出ない

 木曜日。同居人が夜勤で不在だからコーヒーは一人分でいいのに、いつもの出癖で二人分淹れてしまった。寝ぼけているとダメだ。頭では何も考えていないのに手足が勝手に二人分作っていた。どこかで気づく瞬間はあったはずだ。でも気づかなかった。身体に染み付いた習慣って凄まじいなと思う。多めに入れてしまったコーヒーは水筒に入れて職場へ持って行った。

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 仕事。昼ごろから信じられないくらいの腹痛と頭痛がする。気圧か?とも思ったけど時期的に生理前の症状の可能性も否定できない。つい最近この痛みに苦しんだ気がするが、気がつけばもう七月末が近づいている。今年の七月は過ぎるのがべらぼうに早い。特に大したイベントもなくぬるっと終わっていきそうだった。仕事が少し落ち着いているから余計に張り合いがなく、そう感じるのかもしれない。この夏はすべてにおいてやる気が出ない。繁忙期よりも時間があるのだから気合い入れてあれもこれもやりたいと心では思っているが、いざやろうとすると気力が湧いてこないのだ。体調は変だし、夏バテ気味なことも原因かもしれない。無為な時間を過ごしてしまう自分のことが嫌いだ。寝る以外は有意義に過ごしていたいのに、突っ伏して数時間を無駄にしてしまったりする。

 仕事から帰宅すると高瀬隼子さんの「おいしいごはんが食べられますように」が届いていたから早速読んだ。今期の芥川賞受賞作だ。職場の三角関係の話なのだけど、そこに食事をめぐる問題が絡んでいる。自炊が面倒だからコンビニでもいいと考えている人と、ご飯を作るのが好きで誰かに食べてもらいたい人と、手作りのものに感想を言うのに疲れた人と、食事を通して人となりを書いていて、どの人物にも共感をもってとても楽しく読んだ。内容ももちろんだけど、カバーを外した時のかわいらしさにもときめいた。想定の細部まで凝っているのを見ると心掴まれてしまう。想定はポップだが、とても緻密な文章だった。またどこかでまとめて感想を書きたいな。


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 読んだ後は電池が切れたように寝落ちしてしまった。体調が悪い。